製品情報|シムジアⓇ

作用機序

乾癬の病態形成とシムジア®の作用機序

監修並びに写真提供:帝京大学医学部皮膚科学講座 教授 多田弥生 先生
参考文献
Aldredge LM, Young MS: J Dermatol Nurses Assoc. 8: 14-26, 2016
Sajja AP. et al.: Front Immunol. 9: 1234, 2018
Budu-Aggrey A et al.: PLoS Med. 16: e1002739, 2019
Caiazzo G. et al.: Front Immunol. 9: 1668, 2018

乾癬の病変部では、マクロファージやケラチノサイトから産生されたTNFαを起点とした炎症反応が、Th17細胞の活性化を誘導し、病態の形成と悪化をもたらします。
さらに、肥満に代表される体内炎症のある患者さんにおいては、脂肪細胞や体内炎症に関わる免疫細胞等からのTNFα産生の亢進が乾癬の発症・増悪に関与しているといわれています。
セルトリズマブ ペゴルは、ヒトTNFαに対して結合親和性を示し、その生物活性を選択的に中和します1)

1)社内資料:TNFαに対する結合親和性及び中和作用(DIR120184)(CZP-12081)