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てんかんとは

てんかんの発症率:約100人に1人

あらゆる年代で発症する疾患ですが、子どもと高齢者で多いことが知られています1)
てんかんは、約100人に1人の割合で発症するといわれている、ありふれた疾患です。
てんかんの年齢ごとの発症数、累積発症率、有病率(海外データ)

けいれん性の発作だけでなく、非けいれん性の発作が起こるものもあり、特に高齢者では非けいれん性の発作が多く、てんかんの診断には注意が必要です2)

抗てんかん薬の治療により約2/3の患者さんで発作消失が得られるため、早期発見・早期治療が治療の鍵となります3)

抗てんかん薬の服用薬剤数と発作消失(海外データ)

てんかんの定義

日本神経学会のてんかん診療ガイドライン2018では、てんかんは以下のように定義されています4)

CQ1-1 てんかんとはなにか

てんかんは、発作を繰り返し起こすことが特徴ですが、国際抗てんかん連盟(ILAE)の実用的臨床定義では、

国際抗てんかん連盟(ILAE)の実用的臨床定義

のいずれかの状態と定義される脳の疾患とされ、②のように1回の発作でも診断することがあります5)
※発作が再発する可能性が高い病態として、

  • ・ 脳卒中発症から1ヵ月以上経過して孤発発作を起こした患者
  • ・ 孤発発作の発生と同時に症状の器質的又は間接的な成因、及びてんかん様の脳波所見が認められた小児
などが挙げられています。

1)Haut SR. et al: Lancet Neurol. 5(2), 148-157, 2006
2)Tanaka A. et al: Seizure. 22(9), 772-775, 2013
3)Chen Z. et al: JAMA Neurol. 75(3), 279-286, 2018
4)日本神経学会「てんかん診療ガイドライン」作成委員会 編:「てんかん診療ガイドライン 2018」P.2, 医学書院, 2018
5)Fisher RS. et al: Epilepsia. 55(4), 475-482, 2014
てんかんの治療とは