てんかんの診断と治療 てんかんの正しい診断による適切な治療法の選択は、てんかん発作を消失させることにつながります。 現在のてんかん治療 てんかん治療のゴールは、てんかん発作を消失させ、QOLを向上させることにあります。抗てんかん薬により約6割の患者さんで発作の消失が得られ、てんかんの病型によってはほぼ100%寛解を目指せるものもあります。 詳しく見る 診断・検査 てんかんの症状は多様であり、問診による発作の様子、既往歴、家族歴などの丁寧な聴取や脳波検査などを中心として、てんかんか、てんかん以外の発作かを慎重に見極め、発作の状態を知ることが診断のカギとなります。 詳しく見る 鑑別診断 てんかん以外の原因で、けいれんや意識消失などのてんかん発作に似た症状が起きることは頻繁にあります。てんかん専門医のいるてんかん診療拠点病院などとも密に連携し、診断を進めていくことも必要です。 詳しく見る 治療 てんかんの治療は、抗てんかん薬による薬物療法がメインです。発作型や薬剤の作用機序、副作用、併用薬(相互作用)などを考慮して、個々の患者さんに合った薬剤を選択します。難治性てんかんの場合には、抗てんかん薬の併用療法や開頭手術による外科治療が考慮され、他にも迷走神経刺激療法やケトン食療法などがあります。 詳しく見る JP-N-DA-EPI-2200144