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ステージ1 Identification 対象患者の特定
- 項目
- 必須対象となる患者の特定
事例詳細
Q&A
対象患者の特定は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
救急外来や一般外来において、整形外科医あるいは救急医が大腿骨近位部骨折、臨床椎体骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折の診断をもって対象患者を特定しています。
- 回答施設
社会福祉法人 恩賜財団 大阪府済生会吹田病院
- 施設種別
急性期
具体例
- いつ
救急外来、一般外来での大腿骨近位部骨折、臨床椎体骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折の診断時
- 誰が
整形外科医
救急医- どのように
-
- 同施設では、大腿骨近位部骨折、臨床椎体骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折の患者さんをFLSの対象としている。
- 救急外来や一般外来において、整形外科医あるいは救急医が大腿骨近位部骨折、臨床椎体骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折と診断し、入院した患者さんをFLS対象患者として特定している。
- 特定された患者さんの診断名を電子カルテに入力。FLSメンバーはおもに電子カルテを介して情報を取得し、それぞれの活動を開始している。
- 一方、MSは入院リストをもとに大腿骨近位部骨折、脊椎圧迫骨折を対象患者と特定し、地域連携パス作成の準備を始める。
- FLSの対象外と思われた40歳代の外傷性骨折の患者さんにチャンピオンドクター*の指示で骨密度検査を実施したところ骨粗鬆症と診断されたことがあったため、30~40歳代であれば「骨折=骨粗鬆症の可能性あり」という認識を院内共有し、対象患者の取りこぼしを防いでいる。
- 近年は、ステロイド薬を服用中の患者さんなどのなかから、続発性骨粗鬆症の患者さんを掘り起こす試みを始めている。
*院内でFLSの活動を推進していくためにリーダーとしてチームをけん引する医師
POINT!
- 救急外来や一般外来において、整形外科医あるいは救急医が大腿骨近位部骨折、臨床椎体骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折の診断をもって対象患者を特定
- 30~40歳代の骨折は骨粗鬆症の可能性があるという認識を院内共有し、対象患者の取りこぼしを防止
2022年12月 黒川 正夫先生(整形外科担当顧問)確認
JP-DA-2500448