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ステージ2 Investigation 二次骨折リスクの評価
- 項目
- 必須転倒リスク評価
事例詳細
Q&A
転倒リスク評価は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
入院当日または翌日に病棟看護師が高齢者総合機能評価による一次評価を行い、高リスクの患者さんに対しては、術後に転倒リスク委員会のPTとOTが二次評価として転倒予測スクリーニングテストと認知機能評価を実施しています。
- 回答施設
社会福祉法人 恩賜財団 大阪府済生会吹田病院
- 施設種別
急性期
具体例
- いつ
入院当日~翌日術後
- 誰が
看護師
理学療法士(PT)
作業療法士(OT)- どのように
-
(病棟看護師)
- 転倒リスク一次評価として、入院当日または翌日に、病棟看護師が高齢者総合機能評価(CGA7†)を実施する。
- 転倒リスク評価は、FLS対象患者に限らず65歳以上および特定疾患のある全患者さんを対象に実施する。
- 一次評価の結果、転倒リスクが高い場合には、院内組織である転倒リスク委員会に二次評価を依頼する。
- 転倒リスク委員会による二次評価の中でも特に高リスクの患者さんには、転倒・転落によるインシデント防止策として、毎週月曜日に病棟看護師が低床ベッドや離床センサーの必要性の検討など、周辺環境の整備を行う。
(PT、OT)
- 二次評価の依頼を受けて、術後に転倒リスク委員会のPTが転倒予測スクリーニングテスト(術後の転倒リスク評価は難しく、リハ病院転院前のFIMで介助量を評価する程度‡)を、OTが認知機能評価(MMSE§)を実施する。
† CGA7: Comprehensive Geriatric Assessment(高齢者総合機能評価)
‡ TUG: Timed Up & Go Test(機能的移動能力の評価法)
§ MMSE: Mini Mental State Examination(短時間で実施可能な認知機能障害の評価法)
POINT!
- 転倒リスク評価は、病棟看護師が入院当日または翌日に一次評価を行い、高リスクの患者さんに対してはPTとOTが二次評価を実施
- 二次評価の結果をもとに、インシデント防止策として病棟看護師が低床ベッドや離床センサーの必要性を検討
2022年12月 黒川 正夫先生(整形外科担当顧問)確認
JP-DA-2500449