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ステージ3 Initiation 投薬を含む治療の開始
- 項目
- 必須転倒予防の介入
事例詳細
Q&A
転倒予防は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
FLSメンバーである言語聴覚士が、手術後1週間までの間に認知機能検査を用いて認知機能・高次脳機能の評価を行い、チームに情報共有しています。
- 回答施設
医療法人愛広会 新潟リハビリテーション病院
- 施設種別
ケアミックス
具体例
- いつ
手術後1週間までの間
- 誰が
言語聴覚士(ST)
- どのように
-
- 高齢の骨折患者さんの場合、認知症や脳梗塞による運動麻痺、高次脳機能障害を合併している方が少なくない。運動麻痺などがあればその分転倒・骨折を起こしやすいことから、STが認知機能検査を用いて認知機能・高次脳機能の評価を行っている。
- 認知機能検査の結果をもとに、患者さんの特性から見た転倒リスクや物忘れに起因する服薬上の問題などに関してFLSメンバーに情報共有している。
- 情報共有の際は、管理栄養士と連携して嚥下機能に関する情報も追加している。これらの情報は退院時に作成するサマリーに盛り込まれ、地域連携室を通して退院後に患者さんが入所する介護施設などへ伝達される。
- 患者さんは検査やテストと聞くと構えてしまいがちで、なかには嫌がる方もいらっしゃることから、いかにその検査が大切かということを患者さんに理解していただくことから始めるようにしている。
- テストは患者さんご自身のこれからの生活のことを考えて行うものであり、決してその結果で良し悪しを判定するものではないことを、言葉を尽くして伝えるようにしている。
POINT!
- 認知症や脳梗塞による運動麻痺は転倒・骨折を起こしやすいため、STが認知機能検査を用いて認知機能・高次脳機能の評価を実施
- 検査やテストを実施する際は、患者さんに検査の重要性を理解していただくことを大切にし、結果で良し悪しを判定するものではないことを説明
2022年11月 山本 智章先生(院長)確認<
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