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ステージ5 Information 患者と医療従事者への教育と情報提供
- 項目
- 必須患者・家族に対する骨粗鬆症薬物治療の重要性の教育
事例詳細
Q&A
患者さん・ご家族に対する骨粗鬆症薬物治療の重要性の教育は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
退院時の薬剤情報管理指導の際に薬剤師が、患者さんやご家族に対して骨粗鬆症薬物治療の継続の重要性を伝える教育を、タブレット端末を用いて行っています。
- 回答施設
磐田市立総合病院
- 施設種別
急性期
具体例
- いつ
退院時の薬剤情報管理指導の際
- 誰が
薬剤師
- どのように
-
- 退院時の薬剤情報管理指導の際、薬剤師が患者さんやご家族に対して骨粗鬆症薬物治療の継続の重要性を伝える教育を、タブレット端末を用いて実施している。
- 「骨粗鬆症薬物治療を中断してしまう患者さんが多い」「治療を継続しないと二次骨折の危険性が高くなる」などを、15分から20分かけて説明している。
- 基本的には退院日に実施している。原則としてビスフォスフォネートを退院日の朝に内服するため薬への意識が高まっていることや退院のサポートで来院されたご家族も一緒に啓発できることからこのタイミングでの啓発が好都合である。特に認知症をともなう患者さんの継続治療には家族のサポートが必須である。
- 退院日が休日で薬剤師が出勤していない場合や、患者さんやご家族が時間を取れない場合は、予め退院日の前日や前々日などに行うよう調整している。
- 説明資料は、製薬会社の骨粗鬆症に関する患者向け資材などを参考に、薬剤師がチャンピオンドクター*に相談しながら作成した。説得力が増すように服薬により二次骨折率が減少するデータを載せ、退院後の治療の流れや運動・栄養に関する情報なども盛り込んでいる。
- 同様の内容を紙でもお渡しするため、配布しやすく、読み返しやすいよう、情報は最重要項目のみを厳選して掲載する工夫を行っている。
- 説明時は、患者さんの中には理解できなくても「はい、はい」と返事をしてしまう方もいるため、途中で質問を挟んだり、疑問点がないかを確認するなどして、一方的な説明にならないよう心がけている。
*院内でFLSの活動を推進していくためにリーダーとしてチームをけん引する医師
参考資料

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POINT!
- 退院時の薬剤情報管理指導の際、薬剤師が患者さん・ご家族に対して、タブレット端末を用いて骨粗鬆症薬物治療の継続の重要性を教育
- 説明時は、途中で質問を挟んだり疑問点がないかを確認するなどして、一方的な説明にならないよう留意
2023年1月 山﨑 薫先生(病院長)確認
JP-DA-2500452