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ステージ5 Information 患者と医療従事者への教育と情報提供
- 項目
- 必須患者に対する転倒予防の指導
事例詳細
Q&A
転倒予防の指導は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
入院後または手術後早期に開始するリハビリでは、理学療法士と作業療法士が連携しながら、患者さんの退院後の生活をイメージしたゴール設定と転倒予防の指導を行っています。
- 回答施設
医療法人愛広会 新潟リハビリテーション病院
- 施設種別
ケアミックス
具体例
- いつ
入院一週間頃から
- 誰が
理学療法士(PT)
作業療法士(OT)- どのように
-
- 入院一週間頃からPTとOTが、転倒リスク評価の結果と、カンファレンスで共有された患者さんの状態を確認し、個々の患者さんに適した運動内容を選択して指導を行っている。
- PTは、立位と歩行が安定するようなベースを作る役割を担い、OTは日常生活動作の支援と環境面への介入を担っている。
- 具体的には、まずPTが術後の創部の状態や損傷の程度を確認し、力が入らない理由が痛みからなのか、それとも術前の状態が影響しているのかなどを詳細に評価。立位が安定すれば、OTへと連携し、OTが病棟でのトイレなど日常生活動作を考えていく。ズボンを下ろしたりする動作をトレーニングし、その次は看護師が見守りながら一人でできるようにと、次の段階へとつなげていく。
- 入院中のリハビリ指導では、患者さんの退院後の生活をイメージして入院中のリハビリに反映することを心掛けている。
- 日々のリハビリでは「これをやればこんなことができるようになる」という到達可能かつ具体的なゴールとその道すじをきちんと説明することを大切にしており、退院までにできるだけ患者さんの状態を改善したうえで、そこから先ももっとよくなるということを伝えている。
- OTは、患者さんに退院後にやりたい具体的な「活動」について聞き、それをPTと共有している。
POINT!
- リハビリでは、PTとOTが連携しながら退院後の生活をイメージしたゴール設定と転倒予防の指導を実施
- 日々のリハビリは到達可能かつ具体的なゴールと道すじを説明し患者さんの意欲を醸成
2023年3月 山本 智章先生(院長)確認
JP-DA-2500452