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ステージ5 Information 患者と医療従事者への教育と情報提供
- 項目
- 必須医療職に対する骨粗鬆症の知識の共有
事例詳細
Q&A
医療職に対する骨粗鬆症の知識の共有は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
3カ月間に42回程度、医師と看護師、薬剤師、PTおよび管理栄養士が講師となり、看護外来を担当する看護師を育成するための「ほねのサポーター」認定研修を実施し、骨粗鬆症治療の知識構築に役立てています。
- 回答施設
磐田市立総合病院
- 施設種別
急性期
具体例
- いつ
3カ月間に42回程度
- 誰が
整形外科医
看護師
薬剤師
理学療法士(PT)
管理栄養士・栄養士- どのように
-
- FLSの取り組みの一環で看護外来を行っている同施設では、看護外来で患者さんに指導できる看護師を育成する目的で、整形外科病棟の看護師に向けて骨粗鬆症治療の知識の構築を行っている。
- 医師と骨粗鬆症マネージャーである看護師、薬剤師、PTおよび管理栄養士がそれぞれ骨粗鬆症診療全般を網羅するように7つのミニレクチャーを用意し講師を務める。
- 各ミニレクチャーは17時から30分間行っている。各講師はそれぞれ、ミニレクチャーが実施可能な日を3カ月間に6日ほど設定しており、7種のミニレクチャーは3カ月間で合計42回ほど行われている。
- 聴講者である看護師は、各自が自身の勤務に合わせて、3カ月の間に7講義すべてを受講し、修了者は「ほねのサポーター」として認定される。
- 講義資料は骨粗鬆症マネージャーのテキストを独自にアレンジして活用しており、実際に臨床の場で使用している各種検査の測定結果表の見方を加えてより実践的にしたり、各講義資料の最後に10項目のチェックリストを用意して理解度を確認できるようしている。
- 2018年の初回実施時には30名の看護師が受講し、全員が「ほねのサポーター」の認定を受けた。2019年はミニレクチャー未受講看護師(新規採用者と勤務異動者)を対象に実施したが、2020年以降は整形外科病棟が新型コロナウイルス感染症対応病棟となり中断している。
- 本取り組みは、特定のスタッフが業務過多に陥ることを防ぎ、また院内の配置転換といった勤務異動があっても看護外来の質を担保することに役立っている。
- ミニレクチャーの受講により通常勤務の中で患者さんの病室を訪問した際に気軽に二次骨折予防の指導を行うことも可能になる。
参考資料

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POINT!
- 整形外科病棟の看護師を対象に、医師、看護師、薬剤師、PT、管理栄養士が講師を務め、各30分、全7講義の研修を実施
- 研修修了者は「ほねのサポーター」として認定
- 本取り組みは、特定のスタッフに業務が集中することの防止や、看護外来の質の担保にも貢献
- 骨粗鬆症マネージャーの資格をもたない看護師も患者さんのもとで二次骨折予防の指導が可能
2023年1月 山﨑 薫先生(病院長)確認
JP-DA-2500452