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ステージ3 Initiation 投薬を含む治療の開始
- 項目
- 必須薬物治療の介入
事例詳細
Q&A
薬物治療の介入は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
入院から1カ月以内に、整形外科医が、検査データや院内カンファレンスで共有された評価結果、患者さんおよびかかりつけ医の状況を考慮して治療方針を決定し、薬物治療を開始しています
- 回答施設
医療法人愛広会 新潟リハビリテーション病院
- 施設種別
ケアミックス
具体例
- いつ
入院から1か月以内
- 誰が
整形外科医
- どのように
-
- 入院から1か月以内に、整形外科医が、検査データや院内カンファレンスで共有された評価結果、患者さんおよびかかりつけ医の状況を考慮して治療方針を決定し、薬物治療を開始している。
- 当院での手術患者は術後安定した時期に開始する。急性期からの転院患者では可能な限り早期に開始する。
- 処方薬剤は、以下を考慮して選択している。
(患者さん側)
- 患者さんの健康状態、腎機能、禁忌薬等の確認
- 退院後の患者さんご自身での服薬管理の可否と家族のサポートの可否
- どこで治療を続けるか(かかりつけ医/近隣の整形外科/介護施設)
- 嚥下機能、口腔衛生
- 経済的な状況
(かかりつけ医側)
- 当該薬剤の処方可否
- かかりつけ医における骨粗鬆症治療薬の採用状況をリスト化し、院内で情報共有している。処方薬剤が決定した際、退院後通院予定のかかりつけ医に処方が可能かどうかを担当相談員が電話で確認し、併せてそのほかの採用薬剤についても聴取しリストをアップデートしている。リスト収載当時は内服薬のみの採用であっても、後に注射薬への対応を開始している可能性があるため、適宜電話で確認して情報を更新している。
- 入院中のみ注射薬を処方し、退院後は経口薬に移行するケースもある。
- 二次骨折予防と服薬を継続する重要性について患者さんに説明するとともに、処方された薬剤の説明を薬剤師が行っている。その際、カンファレンスや病棟看護師から得られた患者さんの認知機能を考慮するようにしている。
- 退院時には患者さんに、薬と一緒に「再骨折予防手帳」を渡し、薬剤のパンフレットとともに服用方法や継続の意義について説明するが、患者さんの認知機能の状況などからご本人に対する説明が難しいようであれば、ご家族に説明を行っている。
- 必要に応じて、ケアマネージャーや介護施設の相談員にも情報提供を行っている。
参考資料

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POINT!
- 検査データや院内カンファレンスで共有された評価結果、患者さんおよびかかりつけ医の状況を考慮して治療方針を決定し、薬物治療を開始
- 骨粗鬆症治療継続率を高めるため、かかりつけ医における骨粗鬆症治療薬の使用状況をリスト化し、院内で情報共有
2022年11月 山本 智章先生(院長)確認
JP-DA-2500450