現在選択されている項目
68 件の絞り込み結果
ステージ5 Information 患者と医療従事者への教育と情報提供
- 項目
- 必須患者・家族に対する骨粗鬆症の病態と骨折の関連性の教育
事例詳細
Q&A
患者さん・ご家族に対する骨粗鬆症の病態と骨折の関連性の教育は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
入院時から退院までの間に多職種が、オリジナルで作成した「再骨折予防手帳」を患者さんへの説明や多職種間の情報共有のために活用するとともに、退院後は連携のツールとして役立てています。
- 回答施設
医療法人愛広会 新潟リハビリテーション病院
- 施設種別
ケアミックス
具体例
- いつ
入院時から退院までの間
- 誰が
FLSメンバー
- どのように
-
- 同施設では、大腿骨近位部骨折の患者さんに対して説明や指導を行うにあたり、スタッフによる偏りや漏れがなく統一した説明を行う目的で「再骨折予防手帳」を作成した。
- 同手帳は患者さんの入院時、FLSの対象である患者さんに配布し、入院中は患者さんへの説明や、FLSに携わる多職種が状況を把握するために活用している。
- 退院時にはすべての職種の記入が済んだ状態で患者さんにお渡ししており、患者さんやご家族、退院後の連携施設などでの患者さんの現状把握に活用してもらっている。
- また、同施設は、新潟市における大腿骨近位部骨折の地域連携パスの事務局を担っており、市内の急性期病院にも同手帳をお渡しし、患者指導に役立てていただくよう依頼している。実際に同施設に転院して来られる患者さんのなかには、すでに急性期病院の担当医が手帳にコメントを記入していることもあり、連携に役立っていることがうかがえる。
- 地域内のいくつかの医療機関では、同手帳をもとに内容をカスタマイズし、オリジナルの手帳を作成している。
参考資料

図表をクリックすると拡大してご覧になれます。
POINT!
- FLS対象患者への説明、指導の標準化や漏れの防止を目的に「再骨折予防手帳」を作成
- 入院中は患者さんへの説明やFLSに携わる多職種の状況把握に、退院後は連携施設などでの患者さんの現状把握に活用
2022年12月 山本 智章先生(院長)確認
JP-DA-2500452