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ステージ5 Information 患者と医療従事者への教育と情報提供
- 項目
- 必須患者に対する転倒予防の指導
事例詳細
Q&A
転倒予防の指導は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
定期的に実施している転倒リスク評価後、理学療法士、または作業療法士がその結果をグラフ化した資料をもとに患者さん、またはご家族に説明し、患者さんに合った転倒予防の指導を行っています。
- 回答施設
医療法人社団 英志会 富士整形外科病院
- 施設種別
ケアミックス
具体例
- いつ
定期的に実施している転倒リスク評価後
- 誰が
理学療法士(PT)
作業療法士(OT)- どのように
-
- 「握力」「TUG」「片脚立位時間」「10m歩行時間」「5回立ち上がりテスト」の5項目の運動機能テストを用いて定期的に転倒リスク評価を行い、その評価結果を患者さん、またはご家族に説明している。
- 評価結果を説明する上では「わかりやすさ」を重要視し、レーダーチャートや棒グラフを併用してテスト結果を経時的に示した資料を用いている。
- レーダーチャートでは、基準値を上回っているか下回っているかが一目でわかるように工夫し、リハビリに対するモチベーション向上に役立てている。
- 必要に応じて家屋調査を行い生活環境を見直し、転倒リスクを減らすことができるようアドバイスしている。
- 患者さんのなかには自身の体の現状や回復の見通しなどに関心を持っている方も多いことから、情報提供は転倒リスク評価の役割の一つであると考える。
- 患者さんに評価結果を見せることで現状を正確に把握してもらい、治療の意義や必要性についての理解を深め、治療に積極的に取り組んでもらう効果が期待できる。
参考資料

図表をクリックすると拡大してご覧になれます。
POINT!
- 患者さん自身が評価結果を把握しやすいよう、基準値を示すとともにレーダーチャートや棒グラフを用いて見せ方を工夫
- 表とグラフで経時的な変化を示すことにより、リハビリに対するモチベーション向上に寄与
- 必要に応じて家屋調査を行い、生活環境を見直すなど転倒リスクを減らすためのアドバイスを提供
2022年9月 廣瀬 真人さん(リハビリテーション部 部長)確認
JP-DA-2500452