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ステージ5 Information 患者と医療従事者への教育と情報提供
- 項目
- 必須医療職に対する骨粗鬆症の知識の共有
事例詳細
Q&A
医療職に対する骨粗鬆症の知識の共有は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
不定期にFLSメンバーが院内外で骨粗鬆症の勉強会を行い、院内スタッフや地域の医療従事者の知識の底上げに寄与しています。
- 回答施設
社会福祉法人 恩賜財団 大阪府済生会吹田病院
- 施設種別
急性期
具体例
- いつ
不定期
- 誰が
FLSメンバー
- どのように
-
(院内)
- 薬剤師以外のメンバーの骨粗鬆症の薬物治療に関する理解を深めるため、外部医師を講師とした勉強会や、学会への参加とその参加報告を積極的に実施するなど、FLSメンバー全員が自身の専門外の知識を身につけるための努力を重ねている。
- 整形外科領域にかかわらずほかの診療科にも骨粗鬆症の啓発を進めるべく、病棟看護師が、大腿骨近位部骨折に関する看護研究の内容を院内の看護師に向けて報告した。
- 薬剤師が、入職1~2年目の薬剤師を対象に、骨粗鬆症マネージャー資格や同院のFLSチームの紹介を行う勉強会を開催。資格の取得方法や活動内容などを紹介したことで何人かが興味を持ち始めている。
- これらの取り組みにより、脆弱性骨折の患者さんとの関わりが少ない科のスタッフもある程度の知識を有することができ、他科受診中の対象患者さんの発掘など早期発見にもつながっている。
(院外)
- 治療継続のキーパーソンである地域の医療従事者を対象に、「骨粗鬆症を語る会」や「大腿骨地域連携会議」などの勉強会を開催し、地域全体での骨粗鬆症治療に関する知識の底上げと、「顔の見える連携」の構築を図っている。
- 骨粗鬆症の疾患への理解を地域全体で深め、ノウハウと知識を共有する目的で立ち上げた「骨粗鬆症を語る会」は、会を重ねるごとにテーマが専門化しているなど、地域全体で骨粗鬆症治療に対する興味や知識が底上げされていることが分かる。
POINT!
- FLSメンバー全員が自身の専門外の知識を身につけるための努力を継続
- ほかの診療科にも広く骨粗鬆症の啓発を進めることで、他科受診中の対象患者さんの早期発見に寄与
- 治療継続のキーパーソンである地域の医療従事者を対象とした勉強会の実施により、地域全体での骨粗鬆症治療に関する知識の底上げと、「顔の見える連携」の構築を推進
2022年12月 黒川 正夫先生(整形外科担当顧問)確認
JP-DA-2500452